DEMOLITION AND RESCUE

資源を有効活用し
未来へ活かす

建物や建築物には、その建てられた時代の背景やそこに暮らした人々の思い出など、数多くの価値が詰まっています。今の建築とは異なる独特の魅力を持つこれらの建物ですが、利用が見込めないことから、解体されることが増えています。空き家が増えている現状は、解体屋として仕事をする上では良いことかもしれませんが、地域の魅力を減らしていってしまっているのではないかと疑問に思うのです。そこで、建物をただ解体するのではなく、活用できるものはできる限り救い出し、新しい魅力を付加して次世代へ紡ぐ挑戦をはじめました。
PAST AND FUTURE

30年以上にわたり解体工事を請け負い、適切なプロセスで解体と処理を行うことを心がけております。解体の際に出る木質廃材は、自社の木質廃棄物リサイクル工場で再資源化し、解体材の新たな利用方法として木質チップの生産を行ってきました。

解体を行う際には、作り手や使い手にとって寂しい気持ちがあるものです。そのような想いを少しでも前向きに捉えていただけるよう、解体する建物の中で活用できる部材があれば、その想いも含めて大切に引き継いでいきます。これからは、自社内で古材をストックし、販売や施工に活用していく予定です。
SERVICE

  • きくばり解体

    これまでの解体現場経験を集約し、お客様が懸念することには精一杯配慮するよう心がけています。

    きくばり解体の特徴

    近隣あいさつ、防音・防塵対策、現場の安全管理、その他お客様の要望に応じた対応(写真撮影など)

    きくばり解体
  • アスベスト処理

    専門業者が建物を調査し、アスベストの種類や量、位置を特定した後、適切な保護装備を着用した専門の作業員が専用の機器を使用してアスベストを取り除きます。取り除いたアスベストは密封された容器に保管され、適切な廃棄処理施設に搬送されます。

    アスベスト処理
  • 古材活用

    空き家の解体依頼が増えてきている中で、今ではつくれないような建物、建具、建材などの解体を見ると本当にもったいないと感じます。昔は受け継がれることが当たり前で、子や孫の代まで残せるように大きな覚悟や想いを持って建てたことを考えると、何かできないかと考えています。

    古材活用
FLOW

  • 01

    内装材の撤去

    解体の内装材の撤去は、建物や構造物を解体する際に、内部に使用されている材料や装飾を取り外す作業を指します。これには壁や天井に使われたパネル、床材、断熱材、配管、配線、そして照明器具などが含まれます。解体の内装材の撤去は、建物の再利用や再建築に先立つ重要なプロセスであり、環境と安全に配慮した作業が求められます。

  • 02

    屋根ふき材等の撤去

    解体の屋根ふき材等の撤去は、屋根の表面に使用された材料を取り外す作業です。瓦、シングル、メタル、あるいは防水シートなどを撤去します。屋根ふき材の撤去は高所作業であり、専用の安全装置を使って解体します。

  • 03

    外装材等の撤去

    建物の外部に使用された材料を取り外します。壁面に使われたサイディング、外装パネル、外壁の塗装、断熱材、および窓やドアの取り外しなどを行います。

  • 04

    躯体の撤去

    柱、梁、床版、および基礎など建物の主要な構造体や骨組みを取り除きます。解体された躯体はリサイクルや廃棄処分され、再利用可能な材料は適切に管理します。

  • 05

    基礎及び外構の撤去

    コンクリート基礎、舗装、フェンス、庭の植栽、および地下設備など建物の基礎構造や周辺の外部構造物を取り除きます。