FMAC勝山ゼミ
空き家改修プロジェクト

「FMAC勝山ゼミ」は、建築学生向けのYouTubeチャンネル「FMアーキチャット（FMAC）」と勝山市とのプロジェクトとして2023年度から始動しました。YouTubeで集まった全国の建築学生と地元の学生が、空き家の改修を通して勝山のまちのにぎわいを考えています。

第1回（2023年8月30,31日）

初回のゼミでは、関東や関西など全国から集まった13名の学生と一緒に、対象となる空き家「旧入船邸」を視察しました。また、ワークショップを実施し、住民の皆さんから勝山に関する生の情報を教えていただきました。

第2回（2023年11月3,4日）

第1回から第2回までの約2ヶ月間は、グループに分かれて旧入船邸の活用プランを検討しました。各班のアイデアを共有した後にひとつのプランに統合し、設計班と企画班に分かれて事業構想の検討を進めていきます。

第3回（2024年1月5,6日）

2023年度のまとめとなる第3回では、設計班と企画班で検討してきた事業構想を、住民の皆さんと関係者に対してプレゼンしました。いただいたフィードバックも踏まえながら、本プロジェクトでのテーマやコンセプト、改修案など大きな方向性を定めることができました。

第4回（2024年6月29,30日）

2期目となる2024年度は、住民の皆さんに旧入船邸改修プロジェクトを認知してもらうことをテーマに、活動に取り組みました。住民ワークショップを開催し、18名の皆さんから勝山の魅力的な場所や人について教えていただきつつ、ゼミメンバーからもプロジェクトの内容を共有することができました。また、勝山市観光まちづくり株式会社の今井さんと株式会社ラコームの織田さんを訪ね、勝山の特徴や現状を教えていただきました。

第5回（2024年8月19ｰ23日）

今回からいよいよ学生とともに物件の改修作業を進めていきます。第5回の活動では、家具の運び出しから壁や床の解体までを行いました。また、勝山の魅力的な人を発掘して紹介するため、インタビュー企画も始動しました。

第6回（2024年11月9ｰ13日）

第6回の活動では、学生とともに家具の製作や土間のデザインを進めていきました。住民の皆さんと一緒に、新しくなった旧入船邸でどんなことをしたいかを考えるワークショップも行いました。前回に引き続き、住民の皆さんへのインタビュー企画も実施しました。

第7回（2025年2月21ｰ23日）

2年間の集大成となる第7回では、改修が進んでいる旧入船邸のお披露目会としてイベントを開催しました。これまでの活動内容をまとめた展示スペースや、活動内で発掘した勝山の魅力をまとめた冊子の配布を通して、住民の皆さんにプロジェクトの内容を紹介いたしました。珈琲提供やインタビューさせていただいた方々を招いたお菓子まきも実施し、地域に愛される場所になるようにイベントを企画しました。延べ100名以上の皆さんにお楽しみいただきました。